一橋浪人生の勉強法

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ところで勉強の処方箋って知ってる?〜学習の科学〜

2020/7/29浪人131日目 残り171日

 こんにちは。カイドウです。今日は学習を6ステップに分けて解説する記事の第3段階目その2。マリオのステージで言うと…3ステなんだっけ?まあ3−2です。1段階目が「価値を見出す」2段階目が「標的を定める」この二つは学習の準備段階でした。3段階目からが実践段階です!

 そんな3段階目は「能力を伸ばす」。今日は学習を進める時に絶対に欠かしてはいけないフィードバックの話をしたいと思います。

 

 このシリーズの全容を見たいと言う方はこちらからどうぞ!

★学習を6ステップ解説!〜学ぶための学びの体系〜 - 一橋浪人生の勉強法

 

 

フィードバックって?

 そもそもフィードバックという言葉の意味を知っていますか?

 辞書には

ある行動の結果によりその後の行動を修正調整すること

と載っています。しかし、この記事でのフィードバックの意味は、その行動の結果そのもののことを指してフィードバックと呼びたいと思います。

 つまり、その後の行動を修正・調整できるような行動の結果をフィードバックとします。

 

 生物基礎の分野では、ホルモンが増加していることを受容体が感知するとそのホルモンの分泌量が減少することが負のフィードバックと呼ばれています。

 私たちはこのフィードバックのおかげで体の中のホルモンの量を適切に調整できています。学習でも同様にフィードバックによって適切に自分の学習を調整しなければいけません。

 このフィードバックについて自分で行う方法と外部から得る方法の二つのうち、自分で行う方法だけを今日は紹介しようと思います。

 

 

自分でフィードバックを得る方法

 学習を進めるにあたり、私たちは自分が何を学べば良いのか、これから何をすればすれば良いのか当たりをつける必要があります。

 これは第二段階で紹介した的を絞った目標設定を行うことで最初は何をすべきかの目星をつけることができます。

 

 しかし学習を始めれば、いや始めたからこそ計画段階では予測できなかったことや計画の不備が見えてきます。

 最初は教科書で勉強する計画を立てていたのに、思ったよりも難しくて挫折するかもしれません。毎日2時間数学の勉強をしようと思っていたらなかなか同じ科目を2時間も集中して勉強できないかもしれません。

 

 ここで必要になるのが、その後の行動を調整・修正できる様な行動の結果、つまりフィードバックです。

 

 「その後何をすれば良いのかというヒント」をこれまで行っていた行動の中から導き出すのです。そうすれば学習は先へ進むにつれて適切に調整されます。

 

 では、このフィードバックどのように得れば良いのでしょうか?

 

 私たちが自分自身でフィードバックを得られる方法としてモニタリングが挙げられます。

 

 

 モニタリングとは、自分の行動の結果についての記録のようなものです。

 スポーツ界でよくあるのが、試合の録画。これもモニタリングの一種です。

 

ミスの記録

 また、モニタリングとして一番有名なのがミスの記録

 ミスを記録することでフィードバックとして私たちに気づきを与えてくれます。記録するだけでもミスは劇的に減ることがわかっています。

 

 学習におけるミスとは、学習行動に関するミスです。「この単語を覚え間違えていた。」とかではなくどちらかというと、「今日はここで集中力が切れたな」「今日はなぜか調子が出なかった。昨日寝るのが遅かったからだろうか」「今日はスマホが目に入った時に気がそれて勉強をやめてしまった」などといった学習中の失敗の方が向いています。

 なぜなら、勉強中の間違いなどありすぎるから。知らないものを学んでいるのに間違わない人はいません。学習の95%が失敗であるという言葉があるように勉強内容それ自体のミスは記録に収まる量ではありません。

 

 なので、ミスをモニタリングする時には自分の学習行動の失敗を記録するようにしましょう。

 そうするだけで、あなたの勉強スタイルに磨きがかかっていきます。学習方法、学習環境などに対する気づきが得られます。この気づきが次のあなたの行動を修正し、適切な学習へと導いてくれるのです。(逆に気づかないと、意識しないと、知らず知らずのうちに…)

 

 記録の仕方ですが、1日に一回日記をつけるもよし、1時間に一回振り返るもよし、基本的に自由です。しかし、記録は貯めてください。記録はあなたに学習の方向性を与えてくれる大事な情報源です。

 貯まればたまるだけ、あなたの成長も、あなたのミスの傾向も見えてきます。失敗のパターンがわかるようになれば事前に対策することも可能になります。

 

 モニタリングはミス以外にも使えます。モニタリングの根底にあるのはメタ認知です。前々回紹介しましたね。メタ認知とは自分への問いかけに他なりません。

 「このやり方でいいのだろうか」「自分はこの内容を本当に理解しているだろうか」「ミスはしていなかったか」「もっとうまいやり方はないだろうか」などなど。

 モニタリングはメタ認知を具体的に実践するためのテクニックとも言えます。なので、ミス以外でも記録をすることでメタ認知が働いて学習をより良い方向に調整できるでしょう。

 例えば、今日一日でいつもより良かった点を記録してその理由を考えれば、明日からも今日よかった点を受け継げるように工夫することができるかもしれません。

 

 

自分の学習状況へのフィードバック

 「学習スタイルに関するフィードバックの仕方は分かったけど、結局自分の成績に関してのフィードバックどうするのさ?

 

 これは簡単。過去問、小テスト、確認テスト、なんでも構いません。自分の学習状況はテストがあれば確認できます。

 

 しかし、ここに一つ落とし穴があるんです!

 勉強を始めて間もない頃に成績に関するフィードバックをたくさんしすぎると、モチベーションが下がります。

 理由は、最初はみんなできないから。できないのにテスト受けたら悪い点数が返ってくる。辛いですよね。なのでお勧めは、こまめにフィードバックを取る際には小テストを。長中期的に実力のフィードバックを得る時に過去問や模試をうけることです。

 

 小テストはほとんどの場合、習った範囲しか出ないし、模試は1〜2ヶ月に一回とかなので丁度良いですね。

 小テストをゲットできない場合には、その代わりとなるような問題集を探す、もしくは自作するかですね。他にもどうすれば良いか試行錯誤してみてください。じぶんで工夫した学習はモチベーションが高まります。

 学習の管理は情動の管理も重要なファクターですから、気をつけなければいけません。

 

 

まとめ

 今日は自分でフィードバックを得るための方法を紹介しました。そんな難しいものではなかったと思います。誰でも簡単に試すことができると思うのでお勧めです。

  • 記録で学習スタイルについてのフィードバックを得よう!
  • テストで現状の実力に関するフィードバックを得よう!

 

今日の内容は以上です。次回は悲しい外部からのフィードバックの話!何が悲しいかって?それは次回のお楽しみです!

勉強の悲しい話 - 一橋浪人生の勉強法