一橋浪人生の勉強法

受験生の受験生による受験生のためのブログ。一橋大学を目指す浪人生が、科学的に正しいとされる勉強法を実際に試し紹介していくブログです。

中だるみとか停滞期とか、対策できてますか?

2020/7/25浪人127日目 残り175日

 こんにちは。カイドウです。学習を6段階に分けて解説する記事を今日も進めていきます。今日は2段階目のその5「メタ認知による学習と情動の管理方法」について話をします。

 これまで投稿してきた一連の記事とそれからどのような内容が投稿されるのか知りたい方はこちらのまとめ記事を参照ください。↓

★学習を6ステップ解説!〜学習の科学総まとめ〜 - 一橋浪人生の勉強法

 

 

 

メタ認知の必要性

 メタ認知って知っていますか?

 

 一言で言うと認知についての認知。イメージとしては考えたり行動していたりする自分を雲の上から観察して思考を巡らすことです

 

 例えば、学校で数学の質問を持ってきた生徒が先生に「どこが分からないんだ?」と聞かれたとします。

 もしその生徒がメタ認知を正しく働かせていないと、「この問題がなんとなく全体的に分からないんです」といった答え方をするでしょう。自分が理解できていない点を正しく認知できていないのです。

 もしその生徒が正しく自分をメタ認知できているなら、「自分はこの解説の*の式までは理解できたんですが、その後に続く式変形がどうしてそうなるのか分からないんです。」と言うふうに具体的に自分のわからないところをあげることができます。

 

 「この問題が全体的に分からない」というのも、詳細に説明しているのもどちらもメタ認知を行ってはいます。ただ、前者はメタ認知の質が悪いのです。

 

 こんな感じでメタ認知は普段から私たちが行っていることなんです。しかし、効果的な学習のためにメタ認知を使うなら普段のメタ認知の質や量では全然足りません。

 

 ある心理学者は成績の40%はメタ認知によるものだと言います。メタ認知を正しく使いこなせば成績の40%に影響を与えることができます。

 

 

メタ認知を促すトリガー

 私たちは日頃から意識的にメタ認知を働かせようと考えているわけではありません。

 

 メタ認知は学習中以外にも学習前、学習後にも働かせる必要があります。「この問題はどのくらいで解き終わるだろうか」といった自分の能力や課題に対するメタ認知。「もう少し早く時終わると思っていたけど、最後の計算で時間がかかったな、解説に載っている導き方と異なっている。解説の計算方法の方がスマートで計算ミスも起こりにくそうだ。これからも解説の導き方は確認するようにしよう」といった学習に対する事後評価と計画改善のメタ認知など。

 

 これらのメタ認知を自然に質良く働かせられる人もいれば、そうでない人もいます。

 メタ認知を上手に働かせている人は何をしているのでしょうか?

 

 彼らが行っているのは自分への問いかけに他なりません。

 自分に疑問を投げかけるのです。このやり方でいいだろうか?この問題は自分にとってどれくらい難しいだろうか?どうすればもっと上手く学習を進められるだろうか?この分野を本当に理解できているだろうか?不安なところはないだろうか?自分のモチベーションは下がっていないだろうか?この目標を達成することにどのくらいの自信があるだろう?この勉強は退屈だろうか?このやり方で失敗したならどんなやり方がいいだろう?

などなど…

 

 自分に疑問を問いかけることでメタ認知が働きます。自分への問いがメタ認知のトリガーとなるのです。

 

メタ認知に関してもっと知りたい方へ

★今更聞けない受験生周知のメタ認知まとめ〜最短でしっかり〜 - 一橋浪人生の勉強法

 

 

学習に最適な感情

 受験勉強で私たちが疎かにしているもの第1位が感情の管理だと私は思います。

 現役時代、中だるみしてるとか最近モチベが上がらないとかいった話をよく耳にしました。実際私も全然勉強のやる気が出ない時期や、今日はだるいなと思う日がありました。

 しかし、そうやって話の種にするだけで感情に対する対策を行う人が少ない。

 私も「今中だるみでさ」とかいう前に、どうすれば中だるみから抜け出せるだろうか?安定した生産性をあげられる学習法はないだろうか?モチベーションが下がったのはどうしてだろうか?

 など、メタ認知を働かせて問題を解決すべきでした。

 

 

 メタ認知を働かせるのも大事ですが、メタ認知をする際に元となる正しい知識を身につけるのも大事です。

 ここでは学習に最適な感情について話を進めたいと思います。

 

 学習に最適な感情それは、自己効力感です。

 この課題を成し遂げられるという成功への期待感、自分はこれを成し遂げることができるという健全な自信。これが自己効力感です。

 

 学習には不安がつきもので自分は本当に受かることができるだろうかとか、これ本当に終わらせられるかなとか、いろいろな不安に満ちています。

 他にも、ちょっと休憩したいな、ゲームしたい、ツイッターみたい、などといった誘惑が私たちの学習を妨げることがよくあります。

 これらの不安や誘惑、その他の感情は気まぐれでふと現れて私たちの心を乱しては不都合な余韻を残して去っていきます。

 

 そんな感情の気まぐれに対応するために必要なのが自己効力感です。

 自分はこの問題集を解き切ることができるという期待感が、問題集を解く上で不可欠になります。

 

 例えば、スポーツ界でよく行われるトレーニングにイメージトレーニングがあります。

 脳は想像と現実の区別が苦手なので、自分のプレーを詳細にイメージすることで自己効力感が高まるのです。

 サッカーだったら自分がシュートを入れるモーションをとにかく詳細にイメージします。

 競馬だったら1レース分を具体的に想像して走り切ります。

 イメージトレーニングを行うことで「自分はできる」という感覚が生まれて本番前の不安や自分への疑いが、高い集中力と成功への確信へと変化するのです。

 

 

受験とその感覚

 受験勉強にもこの自己効力感の効果は当てはまります。

 自分が勉強に集中できないと思うなら、集中はできません。夜寝る前にできるだけ具体的に明日の行動を想像してみてください。

 「第一志望校に頑張れば受かる」という確信があれば、高い集中力を保って学習に取り組むことができます。

 

 じゃあ、今点数が低い人は第一志望校に受かる自信なんてないから受からないのだろうか?

 

 

 そんなことはありません。自己効力感は獲得できる感情です。

 自己効力感を養う方法は簡単です。小さな成功体験を積みましょう。それがあなたの自己効力感を養います。

 

 

小さな成功体験

 具体的にはあるテクニックが小さな成功体験を生み出しやすいです。

 

 それはポモドーロテクニックと呼ばれるもの。知っている人は時間管理テクニックとして知っているかもしれません。

 ポモドーロテクニックは、30分勉強して5分休む、といったサイクルを繰り返す方法。人によってその時間は異なりますが多くの人が30分5分サイクルを採用しているようです。

 

 これを自分との賭けに利用しましょう。「この30分間はずっと集中するぞ」と宣言して何度もそれを成功させましょう。

 30分集中できない人はもっと短くても構いません。私は15分から始めました。今もその日の体調次第で変えたりしています。

 このポモドーロテクニックで養えるのは、集中して勉強を続けられるという自己効力感です。

 

 一つの教科に対する自己効力感を養いたいなら、タスクをできるだけ小さく分割しましょう。

 英語の勉強なら、「長文読解をする」を

  1. 1パラグラフ読んで内容をメモする✖️数回
  2. 問題を解く
  3. 答え合わせをする
  4. 分からなかった単語を調べる

…などなど分割していきます。こうすると小さなことではあるけれど一つの成功体験を得られるようになります。

 この小さな成功体験をどれくらい積み上げたのか分かるように数えるのもいいテクニックになります。是非試してみてください。

 

 

まとめ

メタ認知は自分への問いに他ならない

気まぐれな感情を管理するために自己効力感を養おう

 

 

メタ認知についてさらに詳細な理解を進めて自分の学習の糧にしたいという方はこちらの記事をどうぞ

★今更聞けない受験生周知のメタ認知まとめ〜最短でしっかり〜 - 一橋浪人生の勉強法

 

 自分のモチベーションを上げる要因は他にもたくさんあります。モチベーションを上げるテクニックについてしりたいというかたはこちらの記事をどうぞ

★モチベーションの落とし穴シリーズ最終回にして総まとめ - 一橋浪人生の勉強法