こんにちは、カイドウです。今日は教科数の多い国立受験を乗り越えるための計画を、「学習の転移」という現象を利用して考えていこうと思います。
- そもそも学習の転移とは
簡単に説明すると、1つのことを習得することで他の分野の習得に影響を及ぼす現象のことです。
例えば、犬に楕円と円の区別をさせると、長方形と正方形の区別まで早く身につくそうです。
参考図書
他にも、フランス語が母国語の人は英語の習得が早いのに対して、日本語が母国語の人は英語との言語の差が大きいので負の転移ということが起こります。これは、日本語の考え方が英語の習得を妨げているということです。
- 学習の転移の観点から教科に優先順位をつける
この学習の転移を実際に利用すると、全教科をコツコツと勉強していくより、1教科ある程度完成させた教科を作り他教科に正の転移を起こすことで、全教科の習得にかかる時間は少なくて済みます。
さらに言えば、教科に優先順位をつけると、新しく学ぶことを限定できるので混乱することなく学習が進むと思います。
例えば私の場合は、世界史と地理と漢文、古文、生物基礎、地学基礎の6教科にこれを適用して、
1世界史(3ヶ月で共通テストレベル)
2地理(2ヶ月)
3古文(1ヶ月)
4漢文(半月)
5生物基礎(半月)
6地学基礎(半月)
という優先順位にしました。その理由は、一度習熟した教科でも復習が必要になるので、始めに習得するのに時間がかかる世界史や、地理を終わらし、段々と習得に時間のかからない教科に移行して、復習の時間を確保した方が良いと思ったからです。
さて、うまくいくのでしょうか?